すでに1件の適用実績
株式会社竹中工務店は10月21日、データセンターをエリア単位で免震化するサーバラック免震システムを開発したことを発表した。
サーバラック免震システム設置状況(画像はニュースリリースより)
ラック免震装置は一般的にサーバラック単体、あるいは列単位で免震化するのに対し、開発されたシステムはデータセンターをエリア単位で免震化する。このためサーバラック複数列にわたる広範囲な免震システムの構築を可能としている。
導入にあたっては建物・地盤の特性を考慮したうえで、最大限の免震効果が発揮できるように設計される。すでに1件の適用実績があり、ニュースリリースでは
今後の適用についても同様に、プロジェクト個々の条件に最適な設計を行った免震システムを導入していきます。(株式会社竹中工務店ニュースリリースより引用)
と述べられている。
厚さは従来の3分の1
従来の免震床システムに比較して3分の1程度の厚さでより高い耐震性能を有しており、階高に制限のある建物へも導入できる。「免震装置」とそれらをつなぐ「連結材」から構成されており、コンパクトで設計自由度も高い。
▼外部リンク
株式会社竹中工務店 ニュースリリース
http://www.takenaka.co.jp/news/2013/10/05/index.html