東芝エレベータ株式会社は、22日、中国マカオで最大規模となる高級リゾートホテル、「ギャラクシーマカオ・ホテルリゾート」施設の二期工事において、111台の昇降機を一括受注したことを発表した。
内訳は、分速420mの高速エレベーターを含むエレベーターが89台、エスカレーターが22台。
同施設は、すでに2011年5月から部分的に開業しているが、東芝エレベータは、この一期工事についても、合計98台の昇降機を一括納入している。これで、一期工事分と二期工事分とを合わせて、209台の昇降機を納入することになる。
「ギャラクシーマカオ・ホテルリゾート」は、高級ホテルやカジノが立ち並ぶマカオの中心部に建設されている。ここには、2200室を有する「ギャラクシーホテル」の他、250室以上のスイートルームがあるシンガポール系の「バイヤンツリーホテル」、日系の「ホテルオークラ」など、3つの高級ホテル、カジノ、ブランドショップ、レストラン、各種アメニティ施設が入っている。
今回の二期工事では、世界初、250部屋全室スイートルームの「リッツカールトンホテル」、1300室の「JWマリオットホテル」が入り、2015年に開業する予定で工事が進んでいる。
このリゾートホテルの施主は、香港、中国、東南アジアにおいて、建材、不動産を展開している香港嘉華グループの企業である銀河娯楽集団。
今回の大型受注は香港、シンガポール、マカオを中心に、中国本土や東南アジアの一部地域を担当する東芝エレベータのグループ会社、「シュバリエ香港社」が受注したもの。
東芝エレベータは、今後、世界最大の昇降機市場・中国において、高速エレベーターおよび高級機種の販売体制を強化し、グローバル市場での更なる事業拡充を目指す構えだ。
▼外部リンク
マカオの大型リゾートホテル施設に昇降機を合計111台受注
http://www.toshiba-elevator.co.jp/elv/pressrelease/
東芝エレベータ株式会社
http://www.toshiba-elevator.co.jp/elv/index_j.html