梁と床板の底部を工場生産
株式会社大林組は10月8日、中高層RC造マンション向けの省力化工法「梁底PCa工法」を開発・適用したことを発表した。
(画像はプレスリリースより)
「梁底PCa工法」は10~15階程度の中高層RC造マンションを対象にした工法。手間のかかる梁と床板の底部について工場生産した部材を施工現場で揚重機により組み立てる施工法を採用することで、大幅な短工期・省力化を可能とする。その他の部分については施工階で鉄筋や型枠を組み立てコンクリートを打設する施工するという在来工法がとられる。
この「梁底PCa工法」はすでに首都圏において10階建ての板状集合住宅3物件に適用され、今後さらに1物件での適用が予定されている。
生産性向上は建設業界の課題
建設業界で課題とされている作業員の労働環境の改善や労働力確保に向け作業の省力化・効率化による生産性の向上は必須であり、大林組は需要堅調な住宅建設において超高層RC造マンション向けのLRV工法など、短工期・省力化工法の研究開発に積極的に取り組んでいる。
ニュースリリースでは
大林組は、建設現場の生産性の向上およびコスト低減に向けた方策の一つとして、「梁底PCa工法」を積極的に提案するとともに、お客様の安全・安心に対するニーズに応える施工技術を開発していきます。(株式会社大林組プレスリリースより引用)
と述べられている。
▼外部リンク
株式会社大林組 プレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/news20131008_01