2014年7月から新工場での生産を開始
株式会社クボタ(大阪市浪速区)は、8日、横型ディーゼルエンジンを製造販売するインドネシアの現地法人「P.T.Kubota Indonesia(PTKI)」の生産能力を増強するため、新工場を建設し、移転することを発表した。新工場は2014年7月から生産を開始する予定となっている。
(画像はニュースリリースより)
インドネシアの農業機械化に対応
PTKIは、東南アジアで、耕うん機や灌漑用ポンプなどの原動力として普及している横型ディーゼルエンジンを、インドネシアおよびタイの現地法人で製造・販売し、高いシェアを得ているという実績を持つ。
一方、インドネシアでは、経済発展に伴い、農村人口が減少していることによって、農業の機械化が進み、耕うん機の需要が拡大している。
そのため、PTKIは、インドネシア・ジャワ州スマラン市の要請により、ブキットスマランバル工業団地へ移転。それに伴って、農機搭載用横型ディーゼルエンジンの需要拡大に対応すべく、増産投資を実行し、生産能力を倍増する。
約31.6億円を投資 生産台数を倍増
建設される新工場の面積は、建屋が2.1万平方メートル、敷地が7.4万平方メートル。移転と増産投資を併せた総投資額は約31.6億円だ。
ここで生産される横型ディーゼルエンジンは、これまでの年間6万台から、倍の12万台に増える見込み。
現行の工場は、新工場の稼働に伴い、2014年6月をめどに操業を停止する。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
インドネシアの横型ディーゼルエンジン工場の生産能力を増強
http://www.kubota.co.jp/new/2013/131008j.html