奥村組ら 移動式坑内変位自動測定システムを共同開発

更新328

  1. 建設・設備求人データベースTOP>
  2. ニュース>
  3. 奥村組ら 移動式坑内変位自動測定システムを共同開発

奥村組ら 移動式坑内変位自動測定システムを共同開発

2013年10月07日 10:00

トンネルの壁面変位をリアルタイムに監視

株式会社奥村組・地球観測株式会社・マック株式会社は、トンネルの壁面変位をリアルタイムに監視する「移動式坑内変位自動測定システム」を共同開発した。

(画像はニュースリリースより)

このシステムは山岳トンネル工事においてトンネルの壁面変位を連続的に自動計測するもの。自動整準機構付きトータルステーションと計測データを転送する高感度無線伝送システムから構成される。

滋賀県発注の道路トンネル工事において実用性を確認しており、ニュースリリースでは

今後、地山が脆弱な山岳トンネル工事に対する地山挙動の連続監視技術として、本システムを展開していくとともに、早期開通が求められるリニア中央新幹線や復興道路等の山岳トンネル工事に対して、急速施工にも寄与する技術として積極的に提案していきます。(株式会社奥村組ニュースリリースより引用)

とされている。

構成システムの概要

自動整準機構付きトータルステーションは傾斜計・アクチュエーターを内蔵したステージ・精密整準機を備え、専用車両に搭載される。任意の場所に停車し整準スイッチを押すことでステージは傾斜に応じて自動で水平に調整され、その後操作パネルに概略位置を入力することにより自動的に2つの基準点をサーチし正確な自己位置を測定し移設を完了させる。

高感度無線伝送システムは、障害物回避特性に優れた中継機を利用して計測データを切羽から坑外に転送するもの。大型機械等の影響を受けることなく安定したデータの転送を可能とする。

▼外部リンク

 

株式会社奥村組 ニュースリリース
http://www.okumuragumi.co.jp/news/2013/index3.html

関連テーマ

建設・プラント業界 最新ニュースTOPへ戻る