パナソニック株式会社エコソリューションズ社は、住宅用途の太陽光発電システムの屋外用マルチストリング型パワーコンディショナ5.9kWタイプを11月21日より発売すると発表した。電力変換効率は業界トップクラスである96%を実現した。また集中型 2.7kWタイプと4.0kWタイプも入力電圧範囲を拡大し、同時に発売する。
昨年「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が開始され、住宅の屋根を無駄なく活用したいという要望が高まっている。また全量が買取方式の対象となる10kW以上50kW未満の低圧連系システムの需要も急増しているため、住宅だけでなく集合住宅や店舗、事業所などへの設置が増加している。
(画像はプレスリリースより)
そのため屋外用マルチストリング型パワーコンディショナは、定格出力を5.9kWとし、業界トップクラスの変換効率96%を実現したことが特長の1つだ。これは朝夕や曇りなど低日射の場合でも実使用城野動作時間が長い「低から中出力領域」において効率よく発電することができる。
またクラス最大回路数のため、全回路独立動作の最大電力追従回路を5回路搭載している。回路ごとにモジュールの枚数を揃える必要がないため、さまざまなモジュール構成に対応することができ、屋根スペースを効率的に活用することができる。そして接続箱機能を内蔵し、施工を簡素化したため、設置を容易に行うことが可能だ。また住宅の外壁になじむ配色であり、薄型のスッキリデザインのためどのような住宅様式であっても設置できる。
同社は、高容量化へのニーズに対応し、面積でもシステム容量でも発電量トップクラスのHIT太陽光発電システムに加えて、10月21日より発売する全量買取方式対応のワイヤレスエネルギーモニタと共に、高まる低圧連系システム需要への対応を強化、太陽光発電システムの普及拡大を行っていく。
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パナソニック株式会社 プレスリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/2013/10/