大成建設ハウジング株式会社が、同社オリジナル換気システム「タルカス-M」に、PM2.5対応の微小粒子用フィルターを導入すると発表した。10月1日から開始する。
中国で発生している深刻な大気汚染に伴って、日本へ飛来した汚染原因物質の一つであるPM2.5による健康への被害について関心が高まっている。PM2.5対応のマスクや空気洗浄機を個人で購入する人も多いのだが、住宅を新築、もしくは建替えする際に屋内の空気環境を意識する人が増加している。
これらの状況を踏まえて、大成建設ハウジング株式会社ではオリジナル換気システム「タルカス-M」(24時間エアサイクル型換気システム)の外気フィルターの標準設定品に、これまでの給気清浄フィルターからPM2.5対応の微小粒子用フィルター(パナソニック(株)製)を採用、導入することにした。これによって、屋内でも安心・快適な環境を提供することができるようになった。
(画像はニュースリリース)
主な特長としては、まずPM2.5や黄砂に対応できるフィルターを採用したことだ。これまでの「タルカス-M」は、24時間連続運転して空気を循環させることによって、結露の発生を抑制、循環フィルターで揮発性有機化合物(VOC)やカビ菌、ハウスダストなどを除去するものだった。これによって屋内の空気環境を整え、外気フィルターによって外部から取り込む粉塵や花粉などを除去していた。
しかし新たな外気フィルターをPM2.5対応の微小粒子用フィルターにすることによって、粉塵や花粉だけでなく、PM2.5や黄砂等をも除去することができる。そのため大気中の微小粒子状物質が、換気に伴って屋内に侵入することを防ぐことが可能だ。
また既存住宅のタルカスは、微粒子対応の外気フィルターボックスとフィルターに交換することによって同じ効果を得ることができる。またフィルターには、スーパーアレルバスター・緑茶カテキン・バイオ除菌機能が付いているため、きれいな外気を給気する。
▼外部リンク
大成建設ハウジング株式会社 ニュースリリース
http://www.housing-taisei.co.jp/index_zend.php/file/get/