立柱安全祈願を勿来IGCCパワー合同会社と共同で開催
2018年3月14日、三菱日立パワーシステムズ(以下、MHPS)は、勿来(なこそ)IGCCパワー合同会社(以下、同合資会社)から受注した石炭ガス化複合発電(Integrated coal Gasification Combined Cycle、IGCC)設備(以下、同設備)の中核となる石炭ガス化炉(以下、同炉)の本格工事を着手するにあたり、3月13日に、立柱安全祈願を同合同会社と共同で開催したと発表した。
同設備の出力は54万kWで、2020年9月に運転を開始する予定だ。
石炭ガス化複合発電設備の概要
同設備は、石炭を高温高圧のガス化炉でガス化し、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたコンバインド方式の火力発電システムで、従来の石炭焚き火力発電に比べ、発電効率を飛躍的に向上させ、CO2排出低減にも寄与するとのこと。
同合資会社向けの同炉は、2017年に完成したMHPSの長崎工場(長崎市)・石炭ガス化炉工場(以下、同工場)における初号製品として製造中で、2018年6月から順次出荷する計画だ。
なお、同工場では、溶接などの従来の要素技術とともに、MHPSが新たに独自開発した自動溶接装置やITを駆使した生産方式を導入し、高温高圧に対する耐久性に優れた石炭ガス化炉の構成モジュールを安定的かつ短納期で製造できる。
(画像は三菱日立パワーシステムズ公式ホームページより)
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ ニュースリリース
https://www.mhps.com/jp/news/20180314.html