老朽化した石炭火力発電所を高効率化するとともに低炭素化
2018年3月8日、東芝エネルギーシステムズ株式会社は、同社のオーストラリア現地法人である東芝インターナショナル・オーストラリア社が、同国の発電会社であるエージーエル・マッコーリ社(以下、AGL社)と、ベイズウォーター火力発電所(以下、同発電所)の改修工事(以下、同改修工事)について、蒸気タービンおよび発電機の更新用機器供給を含む据付工事の契約を締結したと発表した。
同国では、老朽化に伴い大型火力発電所が閉鎖するなどで、電気料金が高騰しているため、老朽化した石炭火力発電所を高効率化するとともに低炭素化するための発電設備が求められている。
改修工事の概要
同発電所は、同国ニューサウスウェールズ州の東部に位置し、1985年に運転を開始した石炭火力発電所で、同社製の蒸気タービン・発電機が採用されている。
同改修工事では、同社が最新鋭の機器を供給して、4x660MW級蒸気タービン・発電機を改修し、燃料消費量を増やすことなく出力を約10万世帯分の発電能力に相当する100MW増強する。
2019年初頭から機器の納入を開始し、AGL社の定期メンテナンス計画に基づき、2022年までに全ての工事を完了する予定だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東芝エネルギーシステムズ プレスリリース
https://www.toshiba-energy.com/info/info2018_0308.htm