金剛生駒紀泉国定公園の中で、周辺環境との調和を考慮
2018年03月07日、川崎重工業株式会社は、大阪府四條畷市交野市清掃施設組合(四交クリーンセンター)向けに、ごみ処理発電施設とリサイクル施設の設計および建設を行い、納入したと発表した。
両施設は、金剛生駒紀泉国定公園の中にあるため、外観に配慮したデザインを採用し、周辺環境との調和を図っているとのこと。
設備の概要
ごみ処理発電施設は、同社のストーカ式並行流焼却炉(以下、同焼却炉)に、ろ過式集じん器(バグフィルタ)や触媒脱硝装置などの高度な排ガス処理システムを設置し、ダイオキシン類や一酸化炭素COなどの有害物質の排出を抑制する。
また、同焼却炉の処理能力は、2炉で125トン/日であり、高温高圧ボイラと抽気復水式蒸気タービンを組み合わせて最大発電量3,100kWの効率的な発電を行い、施設内の電力を賄うとともに余剰電力を売電するなど、エネルギーの有効活用を図り、温室効果ガスCO2の排出量を削減する。
一方、リサイクル施設は、処理能力が、粗大ごみ・不燃粗ごみ16トン/5時間、缶・びん7トン/5時間であり、粗大ごみと資源ごみを破砕した後、鉄、アルミや可燃物に分別し、分別された鉄やアルミなどを原料として再資源化し、可燃物をごみ焼却施設で処理する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
川崎重工 プレスリリース
http://www.khi.co.jp/pressrelease/detail/20180307_1.html