東京都と公益財団法人東京都環境公社が協働して、『平成25年度 太陽光発電「屋根貸し」マッチング事業』を実施すると発表した。
現在は太陽光発電を設置する固定価格買取制度が開始されたことによって、「屋根貸し」という太陽光発電の設置手法の関心が高まっている。「屋根貸し」というのは、建物の所有者が発電事業者に屋根を貸して太陽光発電の設置を行うというものだ。
東京都では「屋根貸し」を推進するため、昨年度、屋根の借り手と貸し手を結びつける取組(マッチング事業)を試行的に行った(平成24年9月27日発表)。今回昨年度の取り組みを踏まえて、より効果的に普及を促進するために、東京都と東京都環境公社が協働することになった。今後は屋根の賃貸借契約書モデルの作成・公開などを行い、マッチングの実効性を高めていく。
(画像は東京都 報道発表資料より)
昨年度の試行的取組には、発電事業者35者、建物所有者61者が登録した。また「屋根貸し」に関するセミナーを2回開催し、どちらも定員の200名を超える参加を得るなど高い関心がわかった。
しかしマッチングにおいてはいくつかの課題が検出された。1つ目は賃料について、発電事業者と建物所有者の間で折り合いがつきにくいということ。 2つ目は新たな方式である「屋根貸し」に関する契約方法が確立されていない ことで、3つ目は20年程度という長期間安定的に貸付がなされることへの担保が不十分だというものだ。
今年度は昨年度の試行的取組において、課題の解決のために新たな取組を展開しながら事業を進める。
募集期間:平成25年9月25日(水)〜平成26年2月28日(金)(必着)
(東京都 報道発表資料より引用)
▼外部リンク
東京都
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