稼働開始から約40年が経過して老朽化が進んだ一般廃棄物焼却処理施設を建て替え
2018年3月5日、三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(以下、MHIEC)は、神奈川県川崎市から、高津区における一般廃棄物処理施設「橘処理センター」(以下、同センター)の建設工事を受注したと発表した。
同センターは、稼働開始から約40年が経過して老朽化が進んだため、2014年度末に焼却処理施設を、2015年度末に粗大ごみ処理施設を、それぞれ稼働停止していたもので、今後は、解体・撤去工事の後、建設工事に着手する予定だ。
一般廃棄物処理施設「橘処理センター」建設工事の概要
同センターの建て替え措置により、新たに建設される焼却処理施設は、処理能力200トン/日のストーカ炉3基および発電設備で構成される。
なお、ストーカ炉は、耐熱金属の角材を並べた床の上で、廃棄物などの焼却対象物を突き上げることで移動させながら燃焼させる焼却炉で、一般廃棄物焼却炉の主流になっている。
また、同センターの建設工事は、大成建設株式会社とのジョイント・ベンチャー(JV)として298億円で受注。完成・引き渡しは2023年9月を予定している。
MHIECは、豊富な廃棄物処理施設の建設・運営ノウハウを有し、多数の実績に基づく建設から運営まで含めた総合的ソリューション提案力を強みとしているとのこと。
(画像は三菱重工環境・化学エンジニアリング公式ホームページより)
▼外部リンク
三菱重工環境・化学エンジニアリング ニュースリリース
http://www.mhiec.co.jp/news/180305.html