積水ハウス株式会社の賃貸住宅「シャーメゾン」は、2013年10月1日(火)より、住宅性能表示制度の耐震最高等級に値する等級3を標準化する。
これにより、賃貸住宅の耐震化促進、オーナー地震保険料負担の軽減が期待される。
国土交通省の発表では、2008年時点、我が国の住宅総数約4,950万戸のうち、約1,050万戸が耐震性が不十分であるという。これは、約21%の住宅において、耐震化がおこなわれていないということだ。
政府は、2002年までの耐震化率目標を95%に定め、耐震化の推進に努めている。賃貸住宅においては特に、多くの人々が居住しているという点から、耐震化が急がれているようだ。
積水ハウスは今回、業界に先駆けて、「シャーメゾン」において耐震等級3の標準化に成功した。これにより、政府の耐震化活動に合意し、入居者や地域に対しても安心の暮らしを提供することができるようになる。
今後、2014年7月の地震保険改定により、それ以降の地震保険契約においては、そのほとんどの地震保険料が増額となる。
また同時に、耐震等級3においては、割引率が30%から50%に引き上げられる。つまり、耐震等級3を標準化することは、オーナーの保険料負担を軽くすることにもつながるのだ。
そして、長期的に見た場合も、多額の地震保険料が軽減され、長期安定経営にも役立つこととなる。
積水ハウスは、今後、「シャーメゾン」の耐震等級3標準化により、入居者やオーナーの安心を保障しながら、災害に負けない社会づくりに貢献していく方針だ。
▼外部リンク
積水ハウス株式会社によるニュースレター
http://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/datail/