バンコク中心部の交通渋滞緩和のために新設される地下鉄
2018年2月23日、川崎重工業株式会社は、タイのバンコク地下鉄オレンジライン(以下、同地下鉄)建設工事に投入されるシールド掘進機(以下、同掘進機)3機を、同国のシーケーエスティー共同企業体(CKST Joint Venture)より受注したと発表した。
同地下鉄は、同市中心部の交通渋滞を緩和するために新設されるものだ。なお、同社は、同市地下鉄のブルーラインおよび延伸線向けなど、今回の受注を含めて、同国向けに19機(うち同市地下鉄建設工事に10機)の受注実績があるとのこと。
受注した掘進機の概要
同掘進機は、同地下鉄の第一期工事イーストセクションに投入され、約4.2kmのE01工区と約2kmのE02工区において、各上下線、合計12.3kmを掘削する。
また、同市は軟弱な地盤であるため、同掘進機は直径6.58mの泥土圧式であり、地下水圧を保持した状態で掘削土を排出できるスクリュウコンベヤを採用し、地中のコンクリート残置杭を切削するためのカッターヘッド回転動力を増強するとともに、カッターヘッド後方から交換可能な特殊なカッターを装備するなど、工区特性に適した仕様としている。
(画像は川崎重工ホームページより)
▼外部リンク
川崎重工 ニュースリリース
http://www.khi.co.jp/news/detail/20180223_1.html