日本工営、電力周波数調整向け蓄電池制御システムを開発

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日本工営、電力周波数調整向け蓄電池制御システムを開発

2018年02月23日 06:00

天候により出力が急変する風力・太陽光発電が増加して、電力系統の周波数が変動

2018年2月22日、日本工営株式会社は、電力系統において需給バランス調整・周波数維持を行う蓄電池制御システムNK-EMS(以下、同システム)を開発し、周波数調整サービス(以下、同サービス)を英国の電力会社に2018年2月より提供すると発表した。

再生可能エネルギーの導入が世界的に進んでいるが、天候により出力が急変する風力・太陽光発電が増加するにつれて、電力系統の周波数が変動しやすくなっている。

蓄電池制御システムNK-EMSの概要

同システムは、時々刻々と起こる周波数の変動を読み取り、周波数が低下した時には放電、上昇した時には充電することにより周波数を規定範囲内に自動制御するFFR(Firm Frequency Response)サービスを提供する。

さらに、同システムは、ピークカット・ピークシフトや様々な再生可能エネルギーとの連携制御等のマルチサービス機能を組み込むことが可能だ。

なお、2018年1月末に、英国の送電系統運用者であるナショナルグリッド社の試験基準に従って、同システムと米国製の蓄電システムとの実機接続試験を行い、要求仕様に合格したため、同社へのFFRサービス提供が決定した。

これに伴い、同国サウス・ウェールズに同システムを設置して周波数調整サービスを提供するとともに、将来にわたる供給力を効率的に確保するために、発電所などが持つ発電容量を市場で取り引きする容量市場へのサービス提供にも対応するとのこと。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

日本工営 ニュースリリース
http://pdf.irpocket.com/C1954/hHid/pvjg/U31h.pdf

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