2018年2月21日、株式会社トプコン(以下、トプコン)は、地上型レーザースキャナーなどから得られる点群データを効率的に3次元モデル化するソフトウェア技術・製品を有するClearEdge3D,Inc.(以下、ClearEdge3D社)の全株式を取得したと発表した。
巨大な産業である建築業界において、生産プロセスの効率化を進めるために、Building Information Modeling(以下、BIM)の活用が期待されている。
BIMとは、コンピューター上に作成した構造物の3次元デジタルモデルに、コストや仕上げ、管理情報など属性データを追加したデータベースを、建築の設計・施工から維持管理までのあらゆる工程で活用するためのソリューションだ。
しかしながら、3次元モデルを生成するために、熟練した技術と時間を要しているのが実状だ。
ClearEdge3D社は、既存の建築物や構造物の3次元点群データから3次元モデルを高速で自動生成するソフトウェア「EdgeWise」や、3次元点群データと3次元設計データを自動照合し、建築物の品質管理を高効率化するソフトウェアサービス「Verity」を開発・販売・サポートしている企業だ。
また、トプコンは、モバイルマッピングシステムや地上型レーザースキャナー・ドローンによる空中写真測量などの3次元計測技術を保有しており、両社の技術を組み合わせることにより、3次元点群データを活用する利便性が大幅に向上し、建築現場の生産性向上が図られる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
トプコン ニュースリリース
http://www.topcon.co.jp/news/20180221-24561.html