将来的な働き手の減少などへ対応するため、複数施設で様々な技術の導入を検討
2018年2月20日、三井不動産株式会社(以下、三井不動産)は、東京都江東区青海のショッピングセンター「ダイバーシティ東京 プラザ」(以下、同ショッピングセンター)において、CYBERDYNE株式会社が新たに開発した「清掃ロボットCL02(シーエルゼロツー)」(以下、同ロボット)を、2018年3月より導入することを決定したと発表した。
将来的な働き手の減少などが懸念される状況で、三井不動産は、ICTを活用して施設管理業務の省人化を推進するなど、複数施設で様々な技術の導入を検討している。
「清掃ロボットCL02」の概要
同ロボットは、建物内部の形状をスキャンして清掃経路を記憶することにより、磁気テープやマーカー等の誘導線がなくても広いエリアを自律走行できるうえに、清掃経路のパターンを自動生成する機能が新たに加わった。
また、3Dカメラを用いてロボットの進行方向の障害物を立体的に検出したり、清掃後に清掃エリアのゴミ分布マップを作成できるなど、より高度な機能が追加され、安定した高品質な清掃を効率的に最小の清掃スタッフ構成で遂行できるため、商業施設や空港などの大型施設での活用が見込まれる。
なお、2017年11月より、同ショッピングセンターにおいて、同ロボットの実証実験を重ね、従来の清掃ロボットでは技術的に対応が困難であった、商業施設特有の「吹き抜け等の大空間」や「曲面がある複雑な形状」といった課題を解決し、導入が決定したとのこと。
(画像はプレスリリースより)
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三井不動産 ニュースリリース
http://www.mitsuifudosan.co.jp/