「植物工場」の事業化を目指して!実証実験スタート!
シャープは、2013年7月、アラブ首長国連邦ドバイの販売会社 SMEFの敷地内にて、イチゴ栽培をおこなう「植物工場」の実験棟を設置し、この度、9月より本格的な実験開始に着手した。
今後は「植物工場」の事業化を目指して、実証実験をおこなっていく方針だ。
中近東でのイチゴ栽培を可能に!
中近東を含む海外では、日本産のイチゴが高い人気となっている。しかし、傷みやすく日持ちしないという点から、海外で流通させるには非常に困難になっているという。
7月に設置された実験棟では、シャープが持つエレクトロニクス技術を活用し、LED照明を利用した光制御、プラズマクラスター技術を用いた空気管理、温度や湿度のモニタリングなどが実施される。
これにより、イチゴの生育環境を制御するとともに、イチゴ栽培に必要な技術のデジタル化、生産の安定性、高品質なイチゴ栽培が実現することとなる。
現地企業と連携した「植物工場」事業を構築!
シャープは今後、実証実験の結果をもとに、「植物工場」のエンジニアリング事業を現地パートナー企業と連携し、進めていく方針だ。事業では、工場のプラニングやモニタリングサービス、メンテナンスまでをすべて提供する。
実証実験においては、大阪府立大学との共同研究に基づいたイチゴ栽培技術が用いられ、実施される。実施概要は以下の通りだ。
◆実証実験の概要
目的 :中近東における「植物工場」の事業化
期間 :2013年7月~2015年3月(予定)
栽培植物:イチゴ(日本産の糖度の高いイチゴ)
場所 :SMEF敷地内に実験棟を設置
当社の技術:LED、プラズマクラスター技術など
目的 :中近東における「植物工場」の事業化
期間 :2013年7月~2015年3月(予定)
栽培植物:イチゴ(日本産の糖度の高いイチゴ)
場所 :SMEF敷地内に実験棟を設置
当社の技術:LED、プラズマクラスター技術など
(ニュースリリースより)
なお、この実証実験は、経済産業省の「平成25年度中小企業経営支援等対策費補助金(農業成長産業化実証事業)」にも選ばれている。
▼外部リンク
シャープによるニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/130920-a.html