2018年2月13日、株式会社ブイキューブロボティクスは、ドローンを用いた太陽光発電施設点検パッケージ「SOLAR CHECK(ソーラーチェック)」(以下、同パッケージ)の提供を開始すると発表した。
同パッケージは、ドローンに搭載した赤外線サーモグラフィカメラで撮影した太陽光パネルの画像を、人工知能を用いて解析して、異常パネルの検出や点検結果のレポートを提供する。
赤外線サーモグラフィカメラで撮影した太陽光パネル画像をクラウド上にアップロードし、ディープラーニングによる画像解析を自動的に開始して、ホットスポットの異常検知を行う。また、異常パネルとその発生場所が分かる点検結果レポートも作成される。
なお、ドローンは、太陽光パネルの配置に合わせて事前に設定した航行ルートに沿って自動運行する。運用に必要な初期設定・テスト撮影や研修を実施した後は、特別な技術を持たない点検スタッフでも簡単な操作で高頻度に点検できるようになる。
このため、従来は、太陽光パネル点検を人手で1枚1枚検査していたため、2MWを点検するのに約4日かけていたが、同パッケージでは、約15分で完了でき、点検時間が大幅に短縮される。
また、太陽光パネルの角度に合わせて撮影できるため、点検しにくい傾斜地などでも柔軟に対応可能で、従来の点検では見落とすことのあったホットスポットも、異常検知の精度が向上する。
さらに、一般的なドローン点検では、異常検知した画像と対象パネルの照合に非常に時間がかかっていたが、同パッケージでは、解析から対象パネル特定までをデータセクション株式会社の提供するディープラーニングを活用して自動で行うため、短期間で高精度な点検結果を報告できる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ブイキューブロボティクス プレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000028447.html