家庭向け、沖縄電力より安く
2018年2月9日、株式会社洸陽電機は、一般家庭向けなどを中心に新電力初となる沖縄電力管内での低圧電力の販売を3月1日より開始すると発表した。
同社は、2016年12月より沖縄電力管内において高圧の電力需要家に対して供給をしてきたが、低圧電力調達の目処が立ったため、月間600kWh程度の電力使用量が多い顧客の場合、電気料金が約9%削減されるプランを提供する。
沖縄県における低圧電力販売について
同県は本土との連系線がないため、電力の自由取引を行うJEPX(日本卸電力取引所)を活用できないうえ、バイオマス発電や水力発電などの、化石燃料以外の安定電源も少ないため、安定的に供給力を確保することが大きな課題だった。
一方で、同社は、省エネルギーのための設備改修工事や太陽光発電事業などを展開するとともに、同県内の様々なパートナー企業と協業して、同地でのバイオマス発電や太陽光発電等による電源を調達できることとなったため、2016年12月より高圧の需要家向け電力供給を開始した。
さらに、新たに沖縄電力からの卸電力供給も活用して安定供給する見通しが立ったことから、一般家庭など低圧の電力需要家へ供給を開始することになったとのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
洸陽電機 ニュースリリース
http://www.koyoelec.com/20180209-2049.html