ツーバイフォー工法の構造材に活用
2018年2月8日、三井ホーム株式会社は、2018年2月以降の受注物件から、九州エリア(以下、同エリア)の施工物件で、地元九州産の木材利用を推進していくと発表した。
主な使用部位は、構造用壁を構成し、たて枠材でスタッドと呼ばれる縦枠部になるとのこと。
九州施工エリア全域で、一定の品質を有するJAS製材を安定的に調達
以前は、同社が採用しているツーバイフォー工法(枠組壁工法)で使用する構造材のほとんどが、カナダを主体とした輸入材であったが、2015年に国産材の「枠組壁工法構造用製材JAS規格」が改正され、同工法用JAS製材工場の整備等が進んだため、国産材を利用しやすくなった。
これまでも、同社は、熊本県と鹿児島県において、戸建注文住宅や施設系建築物を中心に顧客の要望に応じ、地元県産材の利用を進めてきたが、同エリアエリア全域で一定の品質を有するJAS製材が安定的に調達できることが確認できたため、顧客のニーズに応じて地域産材の利用を推進することとなった。
また、同エリアの森林は戦後の拡大造林政策によって植林された人工林が良質な木材としての収穫期を迎えており、今後の森林維持のためにも適切な伐採と継続的な植林・育成のサイクルを円滑に回していくことが必要で、地域産材の利用を促進するためにも、より一層の消費拡大が求められている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三井ホーム ニュースリリース
http://www.mitsuihome.co.jp/company/news/2018/180208.pdf