空港ターミナルと新設のレンタカー施設を結ぶ新路線
2018年2月8日、三菱重工エンジニアリング株式会社は、米国フロリダ州のタンパ国際空港(Tampa International Airport、以下、同空港)において、全自動無人運転車両システム(Automated People Mover、以下、同APMシステム)の建設工事が完成し、2月7日に開業セレモニーが開催されたと発表した。
同空港は、1970年代に世界で初めてターミナル間を結ぶAPMシステムを導入した空港で、同APMシステムは、空港ターミナルと新設のレンタカー施設を結ぶ新路線として計画された。
同国で三菱重工グループが手掛けたAPMシステムの営業運転は、8路線になるとのこと。
APMシステムの概要
同APMシステムは、電気駆動により完全自動走行する新交通システムで、ゴムタイヤ方式のために走行が滑らか・低騒音であり、新路線の区間約2.3kmを5分で結ぶ。
同社は、同APMシステムを設計しAPM車両12両を納入するとともに、開業後5年間の運行・保守(Operation&Maintenance、O&M)も受注している。
今後は、同社と住友商事株式会社が出資して設立したCrystal Mover Services,Inc.が、O&Mサービスに取り組んでいく。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三菱重工 プレスリリース
http://www.mhi.co.jp/news/story/1802085923.html