エネルギー効率の向上と環境負荷低減のため、ボイラを更新
2018年2月7日、JFEエンジニアリング株式会社は、同社の子会社スタンダードケッセル・バウムガルテ社(以下、SBG社)が、ドイツ国ケルン市の石油化学メーカーであるイネオス マニファクチャリング ドイチュランド社(以下、イネオス社)より廃熱回収ボイラ(以下、同ボイラ)を受注したと発表した。
イネオス社は、化学工業用の主要製品の供給、石油精製品の製造や、液体・気体燃料および関連製品の卸売などの事業を行っている石油化学メーカーだ。
同社は、ナフサと天然ガスからエチレン等を生産するプラントにおいて、生産過程で発生する残余ガスを燃料とするボイラを使用しているが、エネルギー効率をさらに向上させるとともに、環境負荷の低減を図るために、ボイラを更新することとなった。
廃熱回収ボイラ受注の概要
受注した同ボイラは、圧力108気圧、温度530度の蒸気を毎時240トン生成する廃熱回収ボイラで、発生する蒸気は、発電と石油化学製品の製造に用いられる。なお、発電された電力は、製造プラントで使用される電力の1/3を賄うとのこと。
ボイラ更新の工期は、2017年11月から35ヶ月となる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
JFEエンジニアリング ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2018/20180207091115.html