MHPS、固体酸化物形燃料電池とマイクロガスタービンのハイブリッドシステムを初受注

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MHPS、固体酸化物形燃料電池とマイクロガスタービンのハイブリッドシステムを初受注

2018年02月02日 09:00

効率が高く排気がクリーンな分散型電源

2018年1月31日、三菱日立パワーシステムズ(以下、MHPS)は、固体酸化物形燃料電池(以下、SOFC)とマイクロガスタービン(以下、MGT)を組み合わせた「加圧型複合発電システム」(以下、同ハイブリッドシステム)を、三菱地所株式会社が東京・丸の内で所有・運営する丸の内ビルディング(以下、同ビル)向けに初めて受注し、設置工事に着手したと発表した。

同ハイブリッドシステムは、効率が高く排気がクリーンな分散型電源であり、本格運転開始は、同ビルの発電機改修工事が完成する2019年2月の予定だ。

なお、同ビルは、2002年の竣工後、2017年に15周年を迎えており、発電機を改修するにあたり、省エネ・環境配慮性を考慮して同ハイブリッドシステムを選定したとのこと。

ハイブリッドシステムの概要

同ハイブリッドシステムは、燃料である都市ガスを燃焼させることなく、約900℃の高温で作動するセラミックス製SOFC内部で都市ガスを改質して水素や一酸化炭素を取り出し、空気中の酸素と化学反応させることで発電するとともに、後行程でMGTにより発電するため、総合効率は65%以上に達する。

また、排熱を蒸気または温水として回収する熱電併給にした場合には、総合効率が73%以上に達するうえに、顧客の工場・ビルから排出されるCO2量を、従来の発電システムに比べて、約47%削減することができるため、低炭素社会の実現に貢献する。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

三菱日立パワーシステムズ ニュースリリース
https://www.mhps.com/jp/news/20180131.html

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