14階建て、あるいは建物の最上階から14層までを木造とする建物の建設が可能
2018年1月30日、株式会社竹中工務店は、耐火集成木材「燃エンウッド」(以下、同耐火集成木材)の柱および梁の開発において、耐火構造部材(2時間)の国土交通大臣認定(以下、同認定)を取得したと発表した。
同認定を取得したことにより、14階建て、あるいは建物の最上階から14層までを木造とする建物の建設が可能となった。なお、これまでの1時間耐火構造部材では、4階建て、あるいは最上階から数えて4階層までを木造とする建物の建設に限られていた。
「燃エンウッド」(2時間耐火)の概要
同認定を取得した同耐火集成木材は、1時間耐火と同様に、木材による「荷重支持部」・石こう系SL材と木で構成された「燃え止まり層」・木材の「燃え代層」の3層で構成されるが、燃え代層から燃え止まり層までの厚さを1時間耐火では85mmであったのを105mmに拡大して、厳しい環境でも部材内部に燃焼が広がらないように改良した。
なお、実プロジェクトに適用することを目指して、20階建ての高層建築で7~20階までに2時間耐火仕様の燃エンウッドを適用した、高層木造建築モデルAlta Ligna Tower(アルタ・リグナ・タワー)を試設計・制作している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
竹中工務店 ニュースリリース
http://www.takenaka.co.jp/news/2018/01/03/index.html