株式会社ラックランドは26日、同社が設計・施工を担当した高知県香美市の「就労継続支援A型事業所 SORA」が、食品安全管理システム認証FSSC22000を取得したと発表した。
社会福祉法人高知県知的障がい者育成会が運営するSORAは、知的障がい者の就労を継続支援する事業所。
元々にんにく加工工場であったSORAは、においや衛生条件等により職場環境に難がみられていたことから、今回ラックランドではグループとして、各施設に宅配する食材製造を行うセントラルキッチンへの改装を担当。これを請け負うにあたり、FSSC22000取得の基準を満たすよう設計・施工を行った。
このFSSC22000(Food Safety System Certification 2200)は、FFSC(Foundation for Food Safety Certification)が開発した食品安全システムの規格。食品小売業界が中心となり2005年に設立された国際食品安全イニシアチブ(GFSI、Global Food Safety Initiative)によって、食品安全における認証スキームの一つとして承認されているものだ。
また施工に際しては、就労者が安心かつ安全に働けるよう、壁面の各所に「はめこみ窓」を設置。あわせて、照明の照度や色を作業場ごとに調整するともに、照明およびエアコンのスイッチの高さについても考慮した設計とした。
ラックランドでは今回のような食品工場分野について、今後も引き続き需要の拡大が想定されるものとみており、今回の施工実績・経験をふまえてより一層、同分野に注力していく構えだとしている。
(画像はプレスリリースより)
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株式会社ラックランド プレスリリース
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