小泉産業のコイズミ緑橋ビル、「第11回おおさか優良緑化賞」2部門で受賞

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小泉産業のコイズミ緑橋ビル、「第11回おおさか優良緑化賞」2部門で受賞

2018年01月28日 10:15

多彩な工夫で環境と緑化に配慮した建物

小泉産業株式会社は25日、同社のコイズミ緑橋ビル(コイズミ照明R&Dセンター)が、「第11回おおさか優良緑化賞」にて「大阪府知事賞」と「生物多様性賞」を獲得したと発表した。

コイズミ緑橋ビルは、多様な「あかり」を追求する「あかりの杜」をコンセプトとした、照明事業会社コイズミ照明株式会社の研究開発拠点。その大きな特徴の1つが、建物中央の吹き抜けおよび開閉式トップライト、そして緑化した階段状の南面バルコニーにより、自然の光と気流を最大限利用する構造となっている点だ。

また、建物北面はダブルスキンのガラスカーテンウォール構造となっており、高い断熱性と遮音性を確保。さらに、各フロアの照明制御は国際規格であるDALIに準拠したシステムで、照明と空調、ブラインドの連携制御により、オフィス空間の快適性維持と省CO2を兼ね備えた設計となっている。

これら工夫により同ビルでは、合わせて設置されている太陽光発電システムの効果もあり、同等規模の建築物と比べた際のCO2削減量は208.2トン/年、CO2排出削減率は43.2%を達成。また環境と緑化に配慮した建物として、平成27年度第2回サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)の「建築物(非住宅/中小規模建築物部門)」にも採択されている。

緑化を中心とした取り組みが高評価

今回同ビルが2部門で受賞した「おおさか優良緑化賞」は、大阪府規定の範囲で届出の行われた緑化のうち、府内の都市環境改善に貢献する緑化や建築物敷地内の魅力向上に資する緑化など、とりわけ優れた取り組みを顕彰するもの。

小泉産業によれば、緑化バルコニーなどを通じて建物が周囲住民に良好な環境を提供している点、各フロアの窓越しに木々が見えるみどり豊かなオフィス環境、そして淀川水系に自生するものを中心に、多様な樹種で植生を構成する生物多様性を配慮した取り組みなどが、受賞に際して評価の対象となったという。

なお同ビルに関してはこのたび、「みどりのまちづくり賞」における「ランドスケープデザイン部門奨励賞」、ならびに「おおさか環境にやさしい建築賞」における「事務所部門賞」も合わせて獲得。結果として、環境改善や緑化推進に関する表彰でのトリプル受賞を達成した。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

小泉産業株式会社 プレスリリース(アットプレス)
https://www.atpress.ne.jp/news/148087

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