2018年1月25日、株式会社ZMPは、コンピュータ制御可能な研究開発用移動台車プラットフォームPOWER WHEEL II(パワーホイールツー)レーザレンジセンサパッケージ(以下、同パッケージ)の受注を開始したと発表した。
同パッケージは、物流倉庫や工場内の物流ロボットや、移動台車・移動ロボットを用いた新たなサービスを研究開発するために、汎用移動台車ロボットプラットフォームとして活用できる。
なお、同パッケージは、コンピュータ制御可能な研究開発用移動台車プラットフォームPOWER WHEEL II(以下、同プラットフォーム)に、スキャン角度が水平270度のレーザレンジセンサを搭載しており、センサデータを可視化するビューワとAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)のサンプルプログラムが付属している。
同プラットフォームは、2016年から販売されているCarriRoの駆動モジュールをベースにして、大容量リチウムイオン電池を搭載し高出力モータを用いた独立二輪駆動方式の6輪台車で、積載スペースは幅650mm×奥行950mm・最大積載重量は100kgで、さまざまな実験機材を搭載して8時間の走行が可能だ。
また、高精度ロータリエンコーダ・慣性センサ・測距センサを標準搭載し、制御用にLinux PCを搭載するとともに、各種センサ情報取得・モータ駆動・通信(WiFi)などのライブラリとサンプルプログラムが付属しているため、顧客が自由にアプリケーションを開発できる。
なお、レーザレンジセンサは障害物を検出し、周辺マップを作成して自己位置を推定するSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)などに利用できるため、移動体の自律走行や安全機能を開発するのに役立てることができる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ZMP プレスリリース
http://www.zmp.co.jp/news/pressrelease_20180125?lang=jp