カンボジアは道路輸送が物流の中心
2018年1月26日、三井住友建設株式会社は、カンボジア王国での国道5号線改修事業(以下、同事業)の契約を調印したと発表した。
同国は、道路輸送が物流の中心であり、同国の経済発展に伴う国内・国際物流の増加によって交通量が増加傾向にあるため、既存本線道路の改修や拡幅など、輸送能力の増強と輸送効率の向上が喫緊の課題だ。
なお、同国では、1991年の内戦終了時以来、日本など国際社会の支援を受けて運輸インフラの修復が進められているが、応急的な復旧となっていた。
国道5号線改修事業の概要
同事業の施工場所は、コンポンチュナン州、プルサット州、コンポンスプー州で、延長41.54kmのプレッククダム~スレアマアム区間(パッケージ1)では、改修及び拡幅工事36.34km、バイパス新設工事5.20kmと橋梁の架け替え12カ所・新設1カ所が施工され、請負金額は約72億円(JV総額)となる。
また、延長42.50kmのプレッククダム~スレアマアム区間(パッケージ2)では、改修及び拡幅工事30.43km、バイパス新設工事12.07kmと橋梁の架け替え4カ所・拡幅2カ所・新設1カ所が施工され、請負金額は約73億円(JV総額)となる。
なお、工事監理は、片平エンジニアリングインターナショナル・オリエンタルコンサルタント・クメールコンサルタントエンジニアリング・タンコン(カンボジア)の共同企業体(JV)で、工期は48ヶ月だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三井住友建 ニュースリリース
http://www.smcon.co.jp/2018/012620681/