木質部材の3時間耐火認定は日本初
2018年1月17日、株式会社シェルターは、木質耐火部材COOL WOOD(クールウッド、以下、同耐火部材)柱・梁において、3時間耐火の国土交通大臣認定を、2017年12月22日付で取得したと発表した。
同耐火部材は、核となる木材を石こうボードで囲み、外側をさらに木材で覆っているため、木の温もりを活かした建物をつくることができる。木質部材の3時間耐火認定は日本初だ。
なお、3時間耐火性能試験では、試験体に荷重を加えた状態で、1,000度を超える炉内で3時間燃焼した後も、試験炉を閉めきったまま9時間残置させる。試験開始から12時間後に炉を開けて試験体の被膜を剥がし、荷重支持部に炭化痕(焦げ目)がない木肌を確認する。
同試験の趣旨は、火災の際に、長時間に亘って消火活動できない場合でも自然に鎮火し、建物が崩壊しないことだ。
木質耐火部材COOL WOODの特徴
同耐火部材は、内部の「荷重支持部」には木材、中間部の「燃え止まり層」には石こうボード、「表面材」には木材を使用した三重構造になっている。
また、「表面材」の木材には、すべての樹種を選ぶことができ、JAS製材や不燃・準不燃・難燃処理を施した木材も使用可能だ。
(画像はプレスリリースより)
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