日越両国による官民連携プロジェクトとして建設が進められているラックフェン港に納入
2018年1月12日、三井造船株式会社は、ベトナムのHaiphong International Container Terminal Company Limited(HICT社)より、コンテナクレーン30基(岸壁用ガントリークレーン6基、ヤード用トランスファークレーン24基)を受注したと発表した。
同国北部海岸沿いのハイフォン市から首都ハノイ市までの地域には日本を含む多数の外国企業が進出し、北部の経済発展に貢献しているが、これらの経済活動を支えてきたハイフォン港とカイラン港は、大型コンテナ船を受け入れるのに十分な水深を有していなかった。
このため、日越両国は、官民連携プロジェクトとしてハイフォン市東部のラックフェン地区において、国際大水深港の建設を進めており、受注したクレーンは、同港に納入される。
受注したコンテナクレーンの概要
岸壁用ガントリークレーンはベトナム国内最大のサイズで、世界最大級のコンテナ船荷役に対応している。
またヤード用トランスファークレーンはケーブルリール式電動クレーンで、従来型クレーンに比べて大幅に燃料を削減できる環境配慮型になっている。
これらのクレーンは、2019年頃に完工する予定だ。
(画像は三井造船公式ホームページより)
▼外部リンク
三井造船 プレスリリース
http://www.mes.co.jp/press/2018/20180112a.html
ODA見える化サイト
https://www.jica.go.jp/oda/project/VN15-P3/index.html