NEDOなど、橋梁点検に用いる無人航空機の性能評価基準策定に向けた飛行試験を実施

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NEDOなど、橋梁点検に用いる無人航空機の性能評価基準策定に向けた飛行試験を実施

2018年01月12日 08:30

試験方法や試験環境の妥当性を検証

2018年1月11日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)は、富士通株式会社、日本電気株式会社、株式会社イクシスリサーチ、株式会社エンルートおよび株式会社プロドローンとともに、橋梁点検のための無人航空機の性能評価基準策定に向けた飛行試験(以下、同試験)を千葉県東金市で実施したと発表した。

老朽化が急速に進む橋梁などの社会インフラを維持管理する費用の増加や人材不足の課題を解決するために、インフラ点検支援ロボットの技術開発が活発に行われているが、技術開発を促進し普及させるために、ロボットやドローンの性能を測るモノサシを規定し、性能の試験方法を含めた性能評価基準などの策定が喫緊の課題だ。

このような状況で、NEDOは、「ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト」において、橋梁点検に使用する無人航空機の性能項目や性能評価のための試験方法、および試験に使用する計測システムなどをまとめた性能評価基準の開発に取り組んでいる。

飛行試験の概要

同試験では、模擬施設により無人航空機による近接画像撮影や打音検査などの橋梁点検プロセスを再現し、実際に無人航空機を飛行させて、準備から点検作業終了までの所要時間と点検時の環境条件(天候・風向・風速・照度など)のデータや、画像・打検器接触位置・姿勢などのデータを取得し、計測システムの妥当性を検証した。

また、特設した送風設備を用いて、橋梁支承部やその近傍における安全な運用を阻害する風などの外乱を考慮し、無人航空機の姿勢制御性能を定量化するなど、飛行安定性の性能評価に必要となる試験環境の妥当性を検証した。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

NEDO ニュースリリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100895.html

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