日本初!高速道路でドローンを用いて路面温度を観測
株式会社ウェザーニューズは12月27日、東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)北海道支社と協力し、日本で初めて高速道路でドローンを用いた路面温度の観測を実施した、と発表した。
道路構造による路面温度の違いを2次元的に可視化
NEXCO東日本北海道支社における凍結防止剤の散布作業は、高速道路の路面に設置した観測機器からの点データと、整備車両を走行させて温度センサーから得た線データを基に、実施される。
ウェザーニューズは、赤外線サーモグラフィー・カメラを搭載したドローンで、高速道路の路面温度の2次元熱分布を観測した。
道央自動車道岩見沢IC付近で、朝晩30分間隔で観測した結果、盛土、鋼床版、鉄筋コンクリートなどの道路構造の相違により、路面温度が異なる様子を明確に撮影できた。
鋼床版と鉄筋コンクリート構造の温度の時間変化は、放射冷却の影響を受けて朝方が低下傾向にあり、熱伝導率の良い鋼床版では鉄筋コンクリートより顕著な温度低下を確認した、とのこと。
ドローンによる上空からの路面観測により、高速道路に設置の観測機器では測定できなかった道路構造による路面温度の違いを2次元的に可視化できた。
今後は、北海道内で観測範囲を広げ、最適な道路管理を支援する予定、という。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社ウェザーニューズのニュースリリース
https://jp.weathernews.com/news/20633/