海田発電所の出力112MWの発電設備を受注
住友重機械工業株式会社は12月22日、広島ガス株式会社と中国電力株式会社が共同設立した発電事業会社、海田バイオマスパワー株式会社より、海田発電所の出力112MWの発電設備を受注した、と発表した。
海田バイオマスパワーは、広島県安芸郡海田町の広島ガス海田基地内に、バイオマス混焼発電所の建設、運転、保守および電力の販売を目的として設立された発電事業会社。設立時の資本金は2億円で、出資比率は広島ガス50%、中国電力50%である。
循環流動層ボイラーを用いたバイオマス高混焼発電設備
海田発電所は、木質ペレットおよび広島県内の未利用間伐材などバイオマス燃料を主燃料とした、再熱式の高効率バイオマス高混焼発電所である。
受注した発電設備は、蒸気タービンからの蒸気をボイラーヘ戻し、再加熱後再び蒸気タービンへ送り込み高効率発電を可能とする再熱式、の循環流動層(CFB:Circulating Fluidized Bed)ボイラを採用している。
この発電設備は、バイオマス発電の分野では圧倒的なシェアをもち、住友重機械工業グループでは国内外で490缶以上の納入実績がある。
発電端出力は112MWで、循環流動層(CFB)ボイラーを用いたバイオマス高混焼発電設備として国内最大級となる、という。
運転開始は、2021年3月予定とのこと。
(画像は住友重機械工業株式会社のHPより)
▼外部リンク
住友重機械工業株式会社のニュースリリース
http://www.shi.co.jp/info/2017/6kgpsq0000003c89.html