生産性向上のためラダー制御を自動化
2017年12月21日、東洋建設株式会社は、従来のポンプしゅんせつ施工管理システム「TOP SYSTEM」を発展させ、生産性向上のためラダー制御の自動化を図った「TOP SYSTEM-Auto」(以下、同自動化システム)を開発したと発表した。
港湾工事では、海象条件により施工状況が一様ではないため、オペレータの技量や経験に依存するところが大きいが、ラダーの深度を自動制御することにより、これらに左右されることなく、高い精度で効率的な工事が可能になる。
「TOP SYSTEM-Auto」の概要
同自動化システムでは、GNSSによって計測したポンプしゅんせつ船の位置情報、各種センサーで検出したラダー先端の深度情報や潮位情報等をもとに、設計値に従ってラダーをリアルタイムで自動制御するとともに、カッターの掘削軌道をリアルタイムにモニター表示する。
さらに、しゅんせつ状況を3次元アニメーション表示し、常に掘跡確認ができるとともに、3次元モデルに、位置情報・機械情報・地盤情報等の施工履歴が属性情報として付与されるため、しゅんせつ管理の精度が向上して確実な工程管理を行え、トレーサビリティも容易になる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東洋建設 技術ニュース
http://www.toyo-const.co.jp/topics/technicalnews-8689