ケイアイスター不動産株式会社は12月18日、アイフォーコム東京株式会社提供の「作業者みまもりサービス」を12月から半年間試験運用する、と発表した。
建設現場では、高所作業が多く、ベテランでも気の緩みや焦りで転落・転倒による死亡事故に繋がる場合がある。また、夏は熱中症、冬は低体温症などの健康リスクが発生する割合が高い。
大規模工事の場合は作業人数が多く事故防止対策が採られているが、戸建住宅などの現場の場合は一人の職人が作業することが多く、また作業現場も広範囲に点在するため、職人全ての労働環境や作業状態を常に把握することは困難である。
「作業者みまもりサービス」は、職人の作業ベルトに専用センサーをつけ、労働環境や作業状態を把握するものである。
センサーは、リアルタイムで温度・湿度の外部環境と、職人の傾き・振動・衝撃を感知する。
職人が転倒や転落した場合、大きな振動や衝撃、傾いたまま一定時間動かないなどの状態をセンサーが感知し、アイフォーコム東京のクラウドサーバに伝え、ケイアイスター不動産の管理者にアラート通知する。
アラート通知を受けた管理者は、直ちに職人本人への連絡、または最寄りの現場監督が救援に向かうよう指示する。
また、熱中症危険度の通知などの注意喚起を伝えることが可能なため、職人の安全意識を高めることもできる。
ケイアイスター不動産は、労働災害ゼロ、死亡災害ゼロの継続を目指し、半年間の試験運用を実施する、とのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ケイアイスター不動産株式会社のプレスリリース
https://ki-group.co.jp/keiai_magazine/2017/12/18/pr-mimamori_service/