日本IBMなど三社 設計から施工・維持管理までの情報を一貫管理する手法考案

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日本IBMなど三社 設計から施工・維持管理までの情報を一貫管理する手法考案

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2013年09月23日 14:00

株式会社NTTファシリティーズ(東京都港区)と株式会社竹中工務店(大阪府大阪市)、日本アイ・ビー・エム株式会社(東京都中央区)は、共同で、17日、設計図・三次元の建物情報・資材・設備など、建物に関するあらゆる情報を、設計から施工、維持管理まで一貫して管理する手法を考案したことを発表した。

また、この手法を用いて建設中の、NTTファシリティーズの自社ビル新築において試算の結果、建物の点検保守、修繕改善のライフサイクルコストを約20%削減できることがわかったという。

(画像はニュースリリースより)

設計・施工時と運用・維持管理の情報システムを連携
建物のライフサイクルコストは、初期の建設にかかるものが全体の25%程度で、残りの約75%は、運用や維持に使われる。これまでは、維持・運用の面からライフサイクルコストを削減できる設計や仕様が採用されていなかった。

また、設計図・資材・設備などの建物に関する情報も、設計・施工時と運用・維持管理では、それぞれ別々のシステムが用いられ、多大なコストがかかっていた。

そこで、NTTファシリティーズと竹中工務店、日本IBMは、設計・施工時と運用・維持管理の情報システムを連携させる手法を考案し、その内容と効果の検証を行った。

「バーチャル竣工・バーチャル引き渡し」のメリット
その結果、この手法によって、建物の竣工前にコンピューター上で、「バーチャル竣工・バーチャル引き渡し」を実施することが可能となり、施工や維持管理の効率化が図られ、建物の点検保守、修繕改善のライフサイクルコストを約20%削減できることがわかった。

「バーチャル竣工・バーチャル引き渡し」は、設計の段階において外観や建物内の状況を確認できるため、設計上の問題を早めに発見でき、工事の手戻りや現場でのトラブルを回避できる。

また、ライフサイクルコストに有効な設計・仕様を維持・運用の視点から評価することが可能だ。

さらに、これまで引渡し後数ヶ月かかっていた竣工図面や竣工図書の作成、その後半年ほどかけて作成していた設備台帳を、ビル竣工前に準備できるため、ビルオーナーが、エネルギー費用や清掃費用などの維持・管理費を竣工前に正確にシミュレーションすることもできる。

今後、三社は、今回の検証結果に基づいて、建物ライフサイクル全体を捉えた価値提供拡大の実現に向け、システムの連携の実施とさらなる検証を行っていくとしている。


▼外部リンク

建物情報を設計から維持管理まで連携しライフサイクルコスト削減
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei25/h25-0917.html

株式会社 竹中工務店
http://www.takenaka.co.jp/

株式会社 NTTファシリティーズ
http://www.ntt-f.co.jp/

日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/ja/
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