戸田建設ではこのたび、サイボウズの情報ポータルソリューション「kintone(キントーン)」を導入した。現在、戸田建設と3500超の協力会社を含めた約1万ユーザーが利用しており、2020年頃までには1万5000ユーザー以上の規模へと枠組みを拡大、活用を進めていく方針だ。
業務アプリ開発プラットフォームのkintoneは、営業の案件管理や顧客からの問い合わせ履歴やクレーム対応の管理、プロジェクトの進捗やタスク管理、従業員の業務日報など、用途に合わせた業務アプリの作成をプログラミングなしで可能とするソリューション。
戸田建設では情報共有の容易さや運用性、操作性の良さに加え、kintone特有のメンテナンス性、また今後の拡張にも対応可能であるといった点を評価し、導入に至ったという。
今回サイボウズではパートナーのM-SOLともに、kintone環境の構築およびカスタマイズを担当。プロジェクトごとに現場事務所である「作業所」が設置される戸田建設の業務様式を踏まえ、kintone環境にのっとった「作業所ポータル」を構築した。
この作業所ポータルでは、作業所で行われる申請書類の作成や行事予定、協力会社との各種調整、ならびに本部への報告業務など多様な業務の負担を軽減すべく、各機能や協力会社向けのマニュアルを提供する仕組みとなっている。
また基幹システムとの連携により、作業所からの報告内容は本社や支店から随時確認可能。これにより、従来は作業所ごとに確認していた従業員の業務や休暇などの状況が、kintone上から一覧で確認できるようになるなど、コミュニケーションや情報共有の円滑化が実現しているとのことだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
サイボウズ ニュースリリース
https://topics.cybozu.co.jp/news/2017/12/13-4554.html