来年1月より鋼管杭工法「DK-SSパイル」の運用開始
大東建託株式会社は12月6日、新たに開発した大東建託オリジナルの鋼管杭工法「DK-SSパイル」の運用を来年1月より開始する、と発表した。
鋼管杭工法「DK-SSパイル」は、建築基準法第68条の25に基づき2017年9月8日国土交通大臣の認定を取得した。
DK-Sパイル工法に鋼管杭経・先端翼経の種類を増やし、幅広い地盤に対応
大東建託が2013年に開発した低層から中層建物向けの杭工法「DK-Sパイル」は、大きな摩擦力で建物を支え、土質の影響を受けず高品質で安定した杭を築造し、廃土を発生させない環境配慮型の工法である。
「DK-SSパイル」工法は、「DK-Sパイル」工法をさらに発展させ、鋼管杭経と先端翼経の種類を増やし、幅広い地盤に対応できるようにした。
施工では、先端に刃を取り付けた鋼管杭に鋼管(ケーシング)をかぶせて立て、鋼管を回転させて所定の深さまで掘る。鋼管杭と鋼管の間に、セメントミルクを注入し、鋼管を引き抜くことで完了となる。
セメントミルクは、周囲の地盤と混ざらないため土質の影響を受けず、安定した杭を築造でき、鋼管の腐食を防止する。
また、地盤と一体化して固まったセメントミルクは、鋼管杭径を大きくする作用があり、鋼管径以上の大きな摩擦力を発生させる。
鋼管杭貫入時は、周辺の土砂を押しのけるため残土がほとんど出ない、回転させながら埋め込むため低騒音・低振動である。
都市部における狭小地での中層RC建物の建設に際し、施工費のコストを抑えることができる、という。
(画像はプレスリリースより)
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大東建託株式会社のニュースリリース
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