トヨタなど、米国でバイオマスから水素・電気・水を生み出す「Tri-Gen」を建設

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トヨタなど、米国でバイオマスから水素・電気・水を生み出す「Tri-Gen」を建設

2017年12月02日 12:00

再生可能エネルギーから水素・電気・水を生み出す

2017年12月1日、トヨタ自動車株式会社の北米事業体であるToyota Motor North Americaは、燃料電池発電事業を手がけるFuelCell Energy社とともに、米国カリフォルニア州ロングビーチ港(以下、同港)に、燃料電池発電所および水素ステーションを併設する「Tri-Gen(トライジェン)」(以下、同施設)を建設すると発表した。

同施設では、同州の畜産場の家畜排せつ物や汚泥等の廃棄物系バイオマスから水素を取り出して、「溶融炭酸塩型燃料電池」を用いて発電を行い、燃料電池発電で排出される水も含めて、水素・電気・水を生み出す。

「Tri-Gen」の概要

同施設では、同国の一般家庭約2,350世帯分の一日当たりエネルギー消費量に相当する電力量約2.35メガワットアワー/日を発電し、燃料電池自動車およそ1,500台の一日当たり平均走行距離に必要な充填量に相当する水素約1.2トン/日を製造する。同施設の建設は2018年より開始し、2020年頃の稼働開始を予定している。

また、トヨタの物流事業を担うToyota Logistics Serviceのロングビーチ拠点に、電力の一部と水を供給し、併設する水素ステーションなどを通じて、日本から同港に輸送される新車配送前の燃料電池自動車「MIRAI」や、2017年10月より同港湾エリアで実証実験中の燃料電池大型商用トラックなどの燃料を充填する。

(画像はトヨタ公式ホームページより)

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