2017年11月30日、株式会社東芝エネルギーシステムソリューション社は、マレーシアで建設中の世界最大級のジマイースト石炭火力発電所(以下、同発電所)において、東芝グループが製造した1号機向け発電機(以下、同発電機)のタービン建屋へのオンベースが完了したと発表した。
「オンベース」とは、発電所を建設する際に、主要機器を設置場所に配置する重要な工程で、同工程が完了したことに伴い、同発電所が位置する同国ヌグリ・スンビラン州(Negeri Sembilan)の州知事による視察が行われた。
なお、東芝グループは、IHIと共同で、同火力発電所に隣接する既設のジマ石炭火力発電所やタンジュン・ビン(Tanjung Bin)石炭火力発電所の建設に取り組み、ポートディクソン2(Port Dickson 2)コンバインドサイクル発電所をEPC契約者として完工するなど、同国における大型発電所建設の豊富な実績を有している。
同発電所は、1,000MW超々臨界圧石炭火力発電所で、東芝グループは、株式会社IHI、韓国企業の現代エンジニアリングおよび現代建設とともに、同発電所の建設・運営を手掛ける共同事業会社ジマイーストパワーと、EPC(設計・調達・建設)契約を締結した。
今後、蒸気タービン・制御装置・変圧器・所内開閉所等の主要機器の据え付け工事と試運転を実施し、2019年6月には1号機、さらに、同年12月には2号機を完工して商業運転を開始する予定だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東芝 プレスリリース
https://www.toshiba-energy.com/info/info2017_1130.htm