硫黄含有率が高い褐炭を燃料とし、高濃度の二酸化硫黄を排出している石炭火力発電所向け
2017年11月29日、横河電機株式会社(以下、横河電機)は、ボスニア・ヘルツェゴビナを構成する行政区画のひとつであるスルプスカ共和国のウグレヴィック石炭火力発電所(以下、同発電所)に導入される排煙脱硫装置(以下、同装置)向けに制御システム(以下、同システム)を受注したと発表した。
同発電所は、同共和国における発電容量の約4分の1に相当する出力30万キロワットの発電容量をもつが、硫黄含有率の高い褐炭を燃料としているため、高濃度の二酸化硫黄を排出している。
同装置の設置は、西バルカン諸国で初めてであり、同国の環境を改善するとともに、将来のEU加盟を視野に入れたEU環境基準を達成するために寄与することと期待される。
受注の概要
同社が受注した主な製品は、同装置の監視制御を行う統合生産制御システム「CENTUM VP(センタム ブイピー)」で、2018年8月までに納入する。
同受注は、同装置を供給するコンソーシアムの構成メンバーである三菱日立パワーシステムズ株式会社と、横河電機子会社・横河ソリューションサービス株式会社の販売代理店である新川電機株式会社の契約によるものだ。
(画像は横河電機公式ホームページより)
▼外部リンク
横河電機 プレスリリース
https://www.yokogawa.co.jp/