薬剤を使用しない「防虫エンジニアリング」のラインナップを拡充
2017年11月21日、株式会社竹中工務店は、食品工場など、特に害虫管理の必要性が高い施設の防虫対策として、排水系発生虫の捕獲装置「バグキーパーM」(以下、同装置)を開発したと発表した。
食品工場などでは、製品の安全・安心のために、異物混入の原因となる建物への虫の侵入対策が必要であり、同社は、2001年に防虫研究の専用施設を技術研究所に設置し、飛来虫に有効な「バグキーパー」・歩行虫に有効な「バグバンパー」・シートシャッターに防虫機能を付加した「バグシールド」を開発するなど、施設の防虫に取り組んできた。
「バグキーパーM」の特徴
同装置は、紫外線LEDを放射して夜行性排水系発生虫を誘引し、ファンで吸引して装置内部の捕虫バッグに収集する防虫設備で、薬剤を使わないので、食品工場で安心して設置できる。
特に、排水設備等から発生する虫の大半を占め、近年発生量が増加傾向にあるチョウバエをターゲットに、夜間の設置を想定しており、同社技術研究所で行った実証実験では、一晩で約70%の捕獲率を確認したとのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
竹中工務店 ニュースリリース
http://www.takenaka.co.jp/news/2017/11/07/index.html