東芝エネルギーシステムズ株式会社は11月16日、インドネシアで最大級となる出力1,000MW超々臨界圧のチレボン拡張石炭火力発電所プロジェクトの土木・建設に着工した、と発表した。
東芝グループは、出力1,000MW超々臨界圧蒸気タービン・発電機および周辺機器の製造・据付工事を担当する。
インドネシア政府は、経済成長に伴い電力需要が拡大していることから、35,000MWを目標とする新規発電所の建設計画を主導している。
プロジェクトは、西ジャワ州のチレボン石炭火力発電所を出力1,000MW超々臨界圧発電所に拡張する工事で、2015年12月東芝グループ・三菱日立パワーシステム株式会社・韓国現代建設のコンソーシアムが、事業会社PT.Cirebon Energi Prasarana(CEPR)と設計・調達・据付工事のEPC契約を締結した。
CEPRは、丸紅株式会社、東京電力と中部電力の合弁会社株式会社JERA、韓国のSamtan Co., Ltd.、Korea Midland Power Co., Ltd.が共同出資する事業会社である。
チレボン拡張石炭火力発電所プロジェクトは、2022年に商業運転を開始する予定である。発電電力は、長期売電契約(PPA:Power Purchase Agreement)に基づき、インドネシア国営電力会社のPT. PLN (Persero)に供給する。
(画像は東芝エネルギーシステムズ株式会社のHPより)
▼外部リンク
東芝エネルギーシステムズ株式会社のニュースリリース
https://www.toshiba-energy.com/info/info2017_1116.htm