普通強度と高強度の2つの強度をもつ「ダブルスターク」
三井住友建設は11月16日、熱処理異形鉄筋「ダブルスターク」を地上31階建ての免震建物に適用したと発表した。
「ダブルスターク」は、JIS G3112に基づいて製造されており、国土交通大臣の材料認定(認定番号:MSRB-0106)を取得した高機能熱処理異形鉄筋。
IH(誘導加熱)技術によって部分的に高強度化を行い、1本の鉄筋に普通強度部分と高強度部分の2つの強度を有するのが特徴だ。これによって強い耐震性能を持ちながら筋量を減らすことが可能になり、工期短縮と低コストが実現させた。
今回、ダブルスタークを適用したのは、神奈川県海老名市に建設される免震タワーマンション「リーフィアタワー海老名アクロスコート」。
三井住友建設が設計・施工を担当しており、小田急線「海老名」駅とJR相模線「海老名」駅の両駅間に広がる大規模複合開発による街づくり「ViNA GARDENS」の住宅の第1号となる高層免震建物である。
ダブルスタークはマンションの4階から23階の梁に適用し、地震時に大きな力がかかる部分に鉄筋の高強度部分が該当するように配置される。これによって想定以上の大地震でも、優れた耐震性能が確保できるという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三井住友建設株式会社のプレスリリース
http://www.smcon.co.jp/2017/111620309/