安藤ハザマ、長距離切羽前方探査のケーブルレスによる省力化を実現

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安藤ハザマ、長距離切羽前方探査のケーブルレスによる省力化を実現

2017年11月18日 13:00

トンネルフェイステスター(TFT探査)の改良

2017年11月17日、株式会社安藤ハザマは、同社が保有する技術「トンネルフェイステスター(TFT探査)」(以下、同探査技術)を改良して、ケーブルレス化を実現し、省力化を図るとともに、効率的なデータ取得を可能にしたと発表した。

同社は、2013年に、探査を行うために施工を中断する必要がなく、工程の短縮や探査費用を低く抑えることができるコンパクトな切羽前方探査システムである同探査技術を開発したが、同探査技術は有線システムであるため、ケーブルに発破の飛石防護用の養生をする必要があり、受振器を増設することも困難であった。

なお、同探査技術は、発破などで人工的に地盤を起振して弾性波を発生させ、断層や地質境界などで反射する弾性波を計測することで、それらの位置を把握する探査手法で、効率的に精度の高いデータを取得できる。

改良したシステムの特長

改良したシステムは、ケーブルレスであるために、機材の設置や移設が簡便になるとともに、受振器を1台から2台にすることで、解析に必要な弾性波のデータ数を、従来の半分の計測期間で取得でき、弾性波速度による詳細な地山評価を行うことも可能になった。

また、タブレットPCによる無線通信でデータを取得できるため、トンネル施工管理技術者が、現場から移動することなく、1時間程度で解析可能だ。

(画像はプレスリリースより)

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安藤ハザマ 新着情報
http://www.ad-hzm.co.jp/info/2017/pre/20171117.html

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