FSRU長期傭船事業の権利を取得
三井物産は11月14日、パキスタンにおける浮体式LNG受入基地事業に参画すると発表した。BW Gas Limitedとの間で、パキスタン向けFSRU(浮体式LNG貯蔵再ガス化設備)の長期傭船事業の権利のうち49%相当を取得する契約を締結した。
この事業は三井物産にとって初のFSRU事業であると同時に、日本企業がパキスタンにてLNG受入基地事業に参画する初の事例でもある。
今回取り組むことになったLNG受入基地事業は、パキスタン政府が輸入するLNGの再気化サービスを実施する現地企業のPGP Consortium Ltd.向けに、FSRUを15年間にわたって傭船する。
新興国へのガス関連事業に注力
パキスタンでは国産の天然ガスの枯渇が進む一方で、ガス需要が増加している。
このため2015年からLNG輸入を開始ししたが、ガス需要はますます高まっている。2022年には年間2,000万トン相当のLNG輸入が必要と試算されており、今回の事業はパキスタンの重要なエネルギーインフラの一端を担うこととなる。
三井物産はガス田開発をはじめLNG製造、LNG輸送、LNG受入基地、ガス配送、ガス火力発電、ガス化学などガスバリューチェーンによる事業を世界各地で展開している。今後も新興国で需要が高まっているFSRUに注目し、
新興国を中心としたガスバリューチェーンにおけるインフラ需要の更なる獲得を目指し、ガス関連事業の拡大を図っていきます
(プレスリリースより)
(プレスリリースより)
と述べている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三井物産株式会社のプレスリリース
http://www.mitsui.com/jp/ja/release/2017/