鉄筋棒材の溶接をオートメーション化
リンカーズ株式会社は9日、同社の運営するものづくり系マッチングサービス「Linkers(リンカーズ)」でのマッチングを通じ、鉄筋溶接をオートメーション化する「鉄筋自動溶接機」が誕生したことを明らかにした。
職人による手作業で行われることが多い鉄筋棒材の溶接は、工事現場の基礎工程で必須ともいえる工程である一方、職人の高齢化、また求められる技術の高さに起因する人材不足が課題として浮上している。
こうした中で今年6月、リンカーズのものづくり系マッチングサービス「Linkers(リンカーズ)」において、一般社団法人CB工法協会が「建設現場で使用する鉄筋棒材の自動溶接装置の設計・試作・量産パートナー探索」を発注。約2カ月で企業マッチングが成立し、これまで技術・コスト・スペース等複数の点から困難とされてきた、「鉄筋自動溶接機」の開発にこぎつけた。
メリットの大きい新技術、国内外で展開へ
リンカーズによれば、この自動溶接機は以前の開発時にネックとされていた装置のコンパクト化に成功し、作業スペースの削減に貢献。また人件費削減や仕上がりの均一化・効率化も可能となり、結果として業務負担の軽減、人材不足の解消、技術継承など複数の面でメリットが期待できるという。
なお今回開発された鉄筋自動溶接機は、11月24日(金)より幕張メッセで開催される「鉄筋EXPO2017」にて、全世界に先駆けて公開予定。また日本国内はもちろん、海外での展開を含めて検討していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
リンカーズ株式会社 プレスリリース
https://www.linkers-net.co.jp/archives/2603