2017年11月10日、双日株式会社(以下、双日)は、フィリピン共和国の工業団地開発、運営会社最大手であるフィリピン・サイエンスパーク(Science Park of the Philippines Inc、以下、SPPI)との間で、同社開発分譲中の工業団地2か所の販売代理契約を締結したと発表した。
同国は、中長期的に人口が増加するとともに消費支出が伸長し、ASEANの中でも高い経済成長率を維持しており、今後の成長が期待される。
また、労働力が豊富で、英語力が高いことから、輸出拠点として堅調な発展を続けているうえに、1億人を超える国内人口の比較的大きな内需市場の開拓を狙って進出することが期待される。
SPPIは、同国全土で、ライト・インダストリー・サイエンスパーク(Light Industry Science Park 、以下、LISP)I~IV、ヘルモサ・エコゾーン工業団地(Hermosa Ecozone Industrial Park、以下、HEIP)など6つの工業団地開発実績を持つ企業で、双日は、LISP IVとHEIPの2つの工業団地を販売する。
LISP IVは、開発面積200haで、マニラから60kmのバタンガス州に位置し、直通する高速道路を南へ車で1時間圏内の高速IC出口に隣接しており、バタンガス国際港までも35kmで、日系企業の進出が著しいエリアである。
また、HEIPは、開発面積162haで、スービック国際港やクラーク国際空港に近接しており、ロジスティクス拠点として優位なルソン島北部バターン州に所在する。
双日は、ベトナム・インドネシア・インドにおける工業団地事業で培った経験を活かして、フィリピンへ進出予定の日系企業を中心に、サポート等を行うとのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
双日 ニュースリリース
http://www.sojitz.com/jp/news/2017/11/20171110.php