三井住友建設、簡易型騒音低減装置「レゾクラウンサイレンサー」を開発

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三井住友建設、簡易型騒音低減装置「レゾクラウンサイレンサー」を開発

2017年11月08日 18:00

簡単に工事用仮囲いへ設置が可能、建設工事の騒音を低減

2017年11月7日、三井住友建設株式会社は、工事用仮囲いの背面上部に設置するだけで建設工事現場の騒音を低減させる、簡易型騒音低減装置「レゾクラウンサイレンサー」(以下、同装置)を開発したと発表した。

現場周辺に伝わる工事騒音が問題となる建設工事現場においては、敷地境界線上に設置する仮囲いの上部に防音シートで嵩上げを行うなどの対策を講じているが、この設置作業には施工手間が掛かるうえ、騒音低減効果が少ない問題があった。

「レゾクラウンサイレンサー」の概要

同装置は、音の共鳴現象を利用して吸音効果を図る共鳴管と、仮囲いの骨組みを構成する単管パイプに取り付けるフックを組み合わせたもので、幅2mの軽量なアルミ製のユニットになっており、2~3名で脱着作業が可能で、設置箇所の移動も比較的容易に行える。

なお、対象となる騒音の周波数帯に合わせて共鳴管の長さを調節し、複数の長さの共鳴管を組み合わせて設置するため、約3~5dBの騒音を低減できる。これは、仮囲いの高さを約1~1.5m増すのと同じ効果だ。

また、群馬県内の造成工事現場で適用した結果、騒音低減効果が確認された。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

三井住友建設 ニュースリリース
http://www.smcon.co.jp/2017/110720236/

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